マズローが人の行動を駆り立てる「基本的欲求」として示した7つの欲求は、以下の通りでした。
さて、なぜ、特に人間だけが、「審美的な欲求」を持つのか(あるいは強いのか)について、まだ私自身勉強不足です。
ただ、ひとつ考えられるのは、人間だけが自然に従うのみならず、人工的な環境を生み出すことができる能力を持っていることが、「審美的欲求」を発達させたのではないか、ということです。
私たちが生み出した人工的な環境、要するに「人間社会」で追求するのは、できるだけ安定し、破綻のない構造であり仕組みです。そのためには、秩序、調和といったものを形成したい、保ちたいという欲求が必要になる、このことが「審美的欲求」を私たち人間が持つようになった要因ではないかと考えています。
あなたの考えもぜひ聴かせてください!
『人間性の心理学-モチベーションとパーソナリティ』
(A.H.マズロー著、小口忠彦訳、産能大出版部 改訂新版)
『ヒルガードの心理学』
(スーザン・ノーレン・ホクセマ他著、内田一成訳、金剛出版)
(初回2012年7月11日掲載)
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2016.08.08
2015.07.10
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。