木の根っこ問題

2007.11.12

仕事術

木の根っこ問題

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

「何が問題なのかがわかれば、その問題は解決したも同然だ」 という表現を聞いたことがありますか? 言うまでもなく、問題が特定できなければ、 解決策を考えることができません。

「目標と実績のかい離」

のことなのです。

そして、そのかい離を生み出したのが「原因」であり、
その原因を取り除くことが「解決策」なのです。

したがって、問題を議論するときには、
「目標」が何かを念頭に置く必要があるわけです。

先ほどの深読みしすぎたような答え、

「障害物にでくわす前提で計画ができていなかった」

は、3メートルしか道路が作れなかったという「問題」
を生み出す間接的な原因(要因)と言えます。ですから、

問題の「背景」

と考えるべき事項でしょう。

普段なにげなく使っている、

「問題」や「原因」「解決策」

といった言葉は、その意味を十分把握して使うことを
お勧めします。

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松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

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