今日は、スマホ最適化のベストプラクティスの情報をお届けします。そして、その元となったグーグルが開設した「GOMO」というスマホ最適化診断サイトの情報も。
9.スマートフォン サイトへのリダイレクト機能
スマートフォン サイトへのリダイレクト機能とは、スマートフォンを使用しているユーザーを自動的に判別し、スマートフォン対応サイトに誘導する機能のことです。サイトにリダイレクト コードを実装し、スマートフォンからアクセスするユーザーにはスマートフォンに適したサイトを表示するようにしましょう。
10.ユーザーの声を汲み取り、分析し、最適化を継続的に実施
優れたスマートフォン サイトはユーザーのニーズを的確に反映したデザインになります。対象ユーザーの声に基づいて設計されているのです。デスクトップ サイトのユーザーに「スマートフォン サイトに求めるものは何か」を尋ね、テストと最適化のプロセスを継続的に実施します。
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GOMO(Gone Mobile)は、グーグルが開設したスマートフォン最適化診断サイト。あなたのサイトのURLを入力していくつかの質問に答えると、診断結果が表示され、詳細レポートのPDFをダウンロードできるというもの。
ただ、実際のところ診断レポートといっても自動的に判断されるのは読み込み速度ぐらいで、ほとんどの要素はスマホからアクセスした場合に見える表示イメージをもとに「リンクやボタンを親指でクリックできますか?」といった質問に自分で答える形です。
しかし、このGOMOのサイトの仕組みは、やはりグーグルだけあってよくできていると思います。感心したのは次のような点。
・まず、スマホ表示イメージを作るために実際のサイトにアクセスするのですが、その待ち時間にスマホに関する統計データを自動で表示して待ち飽きないようにしている点。
・ダウンロードできるPDFも、内容は同じのはずなのに、各サイトの表示イメージとURLを自動的に埋め込んだPDFにすることで、ダウンロードした人にとって「自分事(じぶんごと)」感が出るようにしています。
・そして、PDFの最後には「次のステップ」として、GOMOサイトに掲載予定のコンテンツを予告したり、Googleプレイス登録やアドワーズ広告の案内をしている点も、さすがです。
こういう作り方は参考になりますね。
上記のベストプラクティスに関しても、実際の詳細レポートには上記に示した内容だけでなく、個々の項目に関する具体的な注意点やポイントが記載されていますので、自分のサイトのURLを入力して詳細レポートPDFをダウンロードしてみてください。
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2008.09.26
2010.04.20
安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長
企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。