日本国内のホテルや旅館、観光地が悲鳴を上げる状況が続く中、再注目されるMICE事業
そうした中、日本国内の旅行会社はMICEの専属部門を立ち上げ、新たなビジネスモデルへの取り組みを行なっている。
もともと、旅行業界では場所や移動手段というハードの提供だけでなく、企画や演出といったソフト面でのクオリティが問われていたわけだが、MICEに取り組むことで、より経営課題に近い企業のパートナーとしての新たな取り組みだ。
また、いくつかの国内ホテルも、名称変更やサービスコンセプトの再定義などを行いながら、国際会議やコンベンション、研修など幅広いMICE事業に対応する。
しかし、堅調な業界とはいえ、研修業界にしてもイベント業界にしても決して状況が良いとは言えない。特に、ここ何年もほとんど変わらないサービスを提供し続けてきた、中小規模の企業が多い教育研修業界は、国内外の旅行会社、宿泊施設が展開するこうした動きは驚異以外のなにものでもないだろう。
新しいストラテジック・ミーティング・マネジメントの流れを受け止め、いかに斬新なサービスを提供することができるか。MICEに注目だ。
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