今日は、Webページのデザインやワイヤーフレームの検討時に考慮すべき、ユーザーの閲覧環境について。特に、ブラウザの本当の表示領域を生データから紹介します。
また、スマートフォンも含めたデータになっていると、小さなサイズの訪問者が増えて混乱してしまいそうですが、実は最近のスマホ端末は下手なPC用ディスプレイよりも縦方向の解像度が高いので(iPhone 4で960px)、ファーストビューを考える際にはなかなか難しいものです。やはりスマホはスマホ用の画面で設計するのが良さそうですね。
ちなみに、これらのデータは、SiteCatalystで取得した情報です。Google Analyticsなどのアクセス解析ツールでもユーザーの解像度の情報は取得できますが、それは「画面(デスクトップ)の解像度」。そこにブラウザを開いて、ブラウザのツールバーやタブの範囲を除いた部分が表示領域ですから、実際には違うデータだと思うのがいいでしょう。
これと同様の情報をGoogle Analyticsで取得したい場合は、独自にJavaScriptでブラウザのビューポートを調べてカスタム変数やイベントトラッキングで情報を保存していく必要があります。
デスクトップの中に開いたブラウザのウィンドウから、タイトルバー、タブ、ツールバー、スクロールバーなどを除いた部分が、ページコンテンツで使える領域(ビューポート)。
※この記事は、Web担当者Forum(Web担)に掲載した編集部コラムを転載しています。
元記事:ファーストビューは何pxまで? ブラウザの表示領域サイズ5年間の変化を大公開
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2008.09.26
2010.04.20
安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長
企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。