2005年に始まったクールビズ。ゴルフウエアに身を包んだおじさまたちを観ながら、どうなることやらと思ったけれど、なんとか定着した昨今。節電対策下のこの夏、環境省が打ち出したスーパークールビズ! アロハや短パンまでOKともいわれるが、どこまで許されるものなのか。
十把一絡げにして社内でTシャツOKとか、短パン許可などと決めてしまうととんでもない結果になるかもしれません。だって、人によってはTシャツだってフォーマルに見える人もいる一方で、親しみやすい素朴な顔立ちの人がTシャツを着た瞬間、素朴な顔立ちと装いが相まって優柔不断で頼りなく、野暮ったい印象になる人もとても多いのです。
体格によってもポロシャツがきちんと見えたり、だらしなく見えたりもする。着る人の個性によって印象は大きく変わります。
こちらサイドの基準ではなく、相手サイドの価値観を基準としたマーケティング的装い方を徹底した方がいいでしょう。
取引先の年齢、性別、業界業種、職業、突き詰めれば性格などに併せた装い基準を設けて教育し、それを基準にその日のクールビーズの着こなしはひとりひとりに任せること。心配だったら服装風紀委員を任命してもいいかもしれません。
パーソナルデザインを推奨する私としては、スーツ&ネクタイという逃げ場から放り出されるこのピンチをチャンスに、今までのありきたりのビジネススタイルからいい意味で脱して、ステキに着崩した男性が増えることを切に願うところです。
最後におしゃれに自信のない男性のみなさんに一言。
節電の夏、思いっきり髪を短くしてみてはいかがでしょうか。よほどセンスがよく、スタイルに自信のある人以外は、熱こもる長髪や厚い髪は着崩したスタイルをダサく見せてしまいます。
つまり、百貨店やアパレル業界のみならず、美容院や理容院もこの夏のスーパークールビズを商機としてうまく波にのる!もしかすると、まったく異なる業界においても思いもよらないチャンスが潜んでいるような気がします。
弊社も!? がんばりましょ!
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2011.12.15
2012.03.14
株式会社パーソナルデザイン 代表取締役
「自分らしさをデザインする。」をコンセプトに、独自のパーソナルアイデンティティ分析を基に業界・業種・役職に合った「自分らしさ」をスタイリスト、ヘアデザイナー、ボイストレーナー、演出家ほか各種スペシャリストとともに演出をサポートしています。ビジネスパーソンのためのパーソナルプロデューサー、が肩書きです。