自動車の国内市場が年々縮小していく中、海外市場の開拓にしか活路を見いだせなかった車業界に、新たな販売戦略が出てきている。
また、同リリースによれば、トヨタの豊田章男社長は「ソーシャルネットワークサービスによってコミュニケーションの 手法は劇的に変化しており、こうした流れに対応しクルマも変化していくことが重要である。今回 の提携は、私が常々述べている『もっといいクルマ』をつくるためのチャレンジでもある。」
と語っており、スマートフォンやタブレットPCで、ユーザー間やユーザーと販売店、そしてクルマとの会話やコミュニケーションが可能になれば、新しいステージでの人とクルマの深い関係が構築できるかもしれない。
セールスフォース・ドットコムのSNS技術とスマートフォンでこうしたことが解決できるのであれば、クルマのある生活はまたひとつ階段を登ることができるのだろう。
もうひとつ、ユニークな組み合わせでクルマを提供するのは神奈川県で住宅を販売する工藤建設だ。
少し前になるが、工藤建設が販売する住宅に、太陽光発電とエネファームを組み合わせ、さらに、日産自動車の電気自動車「リーフ」をなんと標準装備した住宅だ。第一期はすでに完売しており、現在第二期を販売中で、こちらも高い関心を集めているという。
この商品は、家とクルマが電気でつながっているという生活提案で、トヨタの提案とは違い、移動も含めた居住空間インフラとしての提案だ。
完全にEV車を環境・エネルギー問題のソリューションとして位置づけ、EVによるトータル提案を実現した。これによって、スマートコミュニティへと近づく一歩となるのはまちがいない。
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