今日は、SEOの話題を。グーグルが「品質が高い」とみなすサイトとは、どんなサイトなのでしょうか。
・そのコンテンツは、大勢のコンテンツ制作者に発注されたり大量生産されていたり、または、多数のサイトにばらまかれていたりして、その結果、各ページや各サイトが適切に注意を払われなかったり放置されていたりしないか?
・そのサイトでは、読者の興味を正しくとらえて(記事の)テーマを決めているのか? それとも、検索エンジンで上位に表示されるだろうものを推測してコンテンツを生成しているのか?
・ユーザーエクスペリエンスその他
・自分ならば、そのページをブックマークしたり、友だちに教えたり、薦めたりしたいと思うか?
・その記事には、広告が大量に掲載されているせいで、本来のコンテンツから気がそらされたり邪魔になったりしていないか?
・ユーザーは、そのサイトのページを見たときに不満を言わないか?
オリジナルは23個の項目がずらっと並べられていましたが、内容的に関連するものを安田がグループ化しています。そのため、上記内容は基本的に元のコンテンツをそのまま日本語化していますが、グループ分け、太字で示したグループのラベル、さらに、かっこ内の表記は、安田が付け加えたものとなっています。
「SEOのテクニック」よりも本筋を見据えるべし
グーグルによると、これはアルゴリズムを調整するときに、サイトの品質を評価するために考慮するような内容でもあるとのことです。言い換えれば、「グーグルはユーザーがこういったことを考えているとみなしている」のであり、グーグルは、こうしたことを念頭に、検索アルゴリズムを日々調整しているのです。
挙げられている項目を見ると、「そうだよね」というものもあれば、「これはこういった類のフィルタのことを意味してるのか」というものもあり、なかなか興味深いですね。
検索エンジンが順位を決定する際に考慮する要因は200以上あると言われ、SEOの世界では昔から「どんな要因をどう調整すれば順位が上がるか」といった話題が繰り返されています。しかし、検索エンジンは日々進化しており、アルゴリズムを日々変え続けています。そのため、今日の「検索エンジン最適化」は、細かい要因を意識してサイトを調整するのではなく、検索エンジンが向いている方向性を理解し、その方向に向かってサイトを最適化していくのが原則です。
元記事では、こうした「検索エンジンの個別のアルゴリズムや特定の要因ではなく、本来考慮すべき大きな道筋」の重要性を何度も強調しています。
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2008.09.26
2010.04.20
安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長
企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。