1年間に数多くのベンチャー企業が誕生しているが、その多くが名もなき中小企業のままで終わってしまう。その原因はどこにあるのだろうか。ひょっとしたらワンマン社長のそばにいる“ポチ”が、吠えているからかもしれない。 [吉田典史,Business Media 誠]
そこで、私からポチたちへアドバイスをしたい。まず、他の社員と行動をともにして、群れをなすことだ。ポチは、単独行動に走る傾向がある。これでは、ハイエナのような社長に狙われやすい。そもそも、ハイエナは“弱い”と思うからこそ、その社員をいいカモにするのである。だから、群れをなして“近寄りがたい”と感じさせることが大切だ。
さらにささやかな「抵抗」をしたい。社長からいいように使われるときには、時々、「えっ、僕がするのですか」などと小さくささやこう。大きな声で反発するのは、タブーだ。このささやき戦術こそが、自己中心的な社長を多少、冷静な思考に戻すきっかけになる。
いや、できなくともいい。わずかな「抵抗」を繰り返すことこそが、会社員にとっての最大の抵抗になるのだ。ただ、こうしていくこと自体が、ポチになると思う人もいるかもしれない。そのあたりは、読者の判断に任せたい。
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『いますぐ「さすが」と言いなさい!』(ビジネス社)
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