やると決めたことを遂行し続けることは、最も大切で最も難しいことかもしれません。自己の行動を常に明確にしながら、時に軌道修正し、自己の目的・ミッションを振り返っていくことが必要です。今回は、自らを振り返る方法で私のお勧め方法をお話します。
その日一日のよかった取り組みや、新しい体験に絞って記録していく日記です。
ポイントは、ビジネス上のことだけではなく、日常の些細なことでも記録していくということ。
⑤4行日記
・事実 ・発見 ・教訓 ・宣言の4つの項目について、1行から数行でシンプルに書いていく、小林恵智博士が開発したスタイルです。
「行動の特徴」「強み」「目指している姿」が明確になっていき、日々の取り組みにいい変化が現れるというものです。
どの日記の形態であってもいいのですが、大事なことは「続けること」です。
■□■ 原因を明らかにして、できなかったことをそのままにしない ■□■
どんな形であれ、予定通りできたこととできなかったことを明確にすることが大切です。
そして、特に「できなかったこと」に意識を向けて、できなかった原因を明らかにするように習慣づけることをしないと、いつまで経っても将来の成功イメージに向けての大事な活動を習慣として定着させることは、絶対にできません。
必ずできなかった原因を明らかにしてからスケジュールの立て方を変えます。
例えば、ある資格を取るために週一回早朝の勉強会を予定したとします。
初回こそ、気合いを入れて始めたものの、その後は、仕事を優先してしまったり、前の晩の二日酔いがたたって起きられずにサボってみたり、結局うまくいきません。
ここで、この事態をどうするかで、仕事のできる人になれるかどうかが決まります。
仕事のできる人は、次の回に向けて仕事の段取りを変えたり、勉強会の前の晩に飲み会を入れないようにしたり、勉強会の時間帯そのものを夜に変えるなど、すぐに実践に結びつく対策を講じます。
仕事のできない人は、できなかった時に「今週こそは・・」などと言って漠然と次の週を迎えます。
というわけで、日記などを書くことで、自分の行動の振り返りを続け、未来に向けての改善を図ってみてください。
株式会社マングローブ
今野 誠一
毎日ブログ更新中
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今野 誠一
株式会社マングローブ 代表取締役社長
組織変革及びその担い手となる管理職の人材開発を強みとする「組織人事コンサルティング会社」を経営。 設立以来15年、組織変革コンサルタント、ファシリテーターとしてこれまでに約600社の組織変革に携わっている。