「大学生はTwitterをあまり使っていないし、利用意向も低い」。そんな調査結果が発表された。そこから、人間関係の構築と可処分時間に関して考察してみたい。
昨今では「Twitter面接」なる言葉も登場しつつあるなど、厳しい就職環境の中で少しでも情報収集をしたり、人間関係の接点を広げようとしたりと、大学生のTwitter利用は高まっている。しかし、最も重要な価値観としては、4年間という限られた「人生の夏休み」を有意義に過ごすためには、希薄なバーチャルの関係より、リアルな仲間との関係・時間が大切というのが本音だろう。それが冒頭の調査結果、「利用したくない」57.0%に現れているのだろう。
新しい有望なメディアがあれば、それを有効に活用しようとすることは重要だ。しかし、そのユーザーの心理を十分考慮して、どのようなターゲット層に適し、適さない層は誰で、その理由は何なのかを十分考えることが欠かせない。調査結果はそれを示しているといっていいだろう。
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2008.09.26
2010.04.20
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。