教育業界において、マーケティングやPRの参考となる事例ーそれが立命館大学です。 学生の人気も高く、受験者数も高位で安定しています。 「良いものは自ずと知れ渡る」と考えている方、いらっしゃいませんか?
立命館大学がオープンキャンパスを東京で行うようです。
11月という時期に行われるオープンキャンパスも異例ですし、規模としてもかなり大きなものと感じられます。
立命館大学を卒業した倉木麻衣さんの対談もあるようですね。
高校生以外の方でも参加できるようですから、以下の文章を読んで興味をもたれた方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。
10月12日にオープンしたばかりの有楽町イトシアをのぞく、なんて楽しみもありますし。
オープンキャンパスの告知がされているサイトは、RitsNetという、「立命館大学 受験生のための入試情報サイト」です。
これだけのサイトをつくるには
・相当な計画
・相当な手間
・相当な費用
がかかることが容易に想像できます。
それでも、受験生のために、と、これだけのサイトを作っている立命館大学の姿勢には、敬服いたします。
京都にある私立大学では、同志社大学も有名です。
同志社大学のホームページもキレイに出来ていると思います。
ただ、やはりアピールの仕方は、立命館大学の方が上と感じざるを得ません。
さて…
あくまで「偏差値」という指標に過ぎませんが、僕が高校を卒業する頃(15年ほど前)、同志社大学と立命館大学の偏差値の差はかなりあったと記憶しています。
「関関同立」と言われながらも、立命館大学だけ少し遅れをとっているような感じで。
しかし、Z会に入社し、大学の情報にいろいろアンテナを立て始めると、立命館大学の積極的なアピールが目に止まるようになりました。
同志社大学はどちらかというと「待ち」のような状態で…。
いや、同志社大学に限らず、いわゆる難関大学、有名大学のほとんどは「待ち」の姿勢を感じていました。
そして、立命館大学は、学生の人気も着実につかんでいき、入った後の大学教育も良いと評判が立ち始め、どんどん偏差値的な差を埋めて行ったような感じを受けています。
今はどの大学も上手にPRをするようになってきたと思いますが、ほんの十数年前までの有名大学には
「(うちの大学では)良いものを提供している、だからほっといてもクチコミで人気が集まる」
のような甘えがあったような気がします。
上の文中で、間を“だから”とつなぎましたが、ここは本当は“だから”じゃないんですよね。
これだけ情報が氾濫した時代では、「良いものを提供している」だけでは受け手に伝わらない…というか、受け手の「気づき」を生まない、そう考えないといけません。
※もちろん、「アピール過多で内容が伴っていない」よりマシですが。
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