嫌われるのも、悪名(あくみょう)も人気の一つ、と言います。不人気も人気の内なのでしょうか。あのいけめん俳優さんや不朽の名作、そして今、伝統芸能でも・・・
同じようなゴシップ、犯罪、スキャンダルなのに、商業的効果を得られるもの、得られないものが厳然と存在する事実。ここから読み解ける物は認知の最小飽和点とも言える「クリティカル・マス」に至らなければ、こうした「嫌われマーケティング」も効果が出ない、ということだと思います。
売れている有名人がやるから、「気に食わない」という反応も含め商売になっている。しかしそこまでの認知がなされなければ、ただ変わった行為をする、変わった人、という域を出られないのです。
広告にいくら投資すれば商業的な成果に結びつくか、と全く同じ理屈ですね。ブランド・エクイティ向上が、やはりマーケティングには不可欠と言えるでしょう。
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2015.07.10
2015.07.24
株式会社RMロンドンパートナーズ 東北大学特任教授/人事コンサルタント
芸能人から政治家まで、話題の謝罪会見のたびにテレビや新聞で、謝罪の専門家と呼ばれコメントしていますが、実はコミュニケーション専門家であり、人と組織の課題に取組むコンサルタントで大学教授です。 謝罪に限らず、企業や団体組織のあらゆる危機管理や危機対応コミュニケーションについて語っていきます。特に最近はハラスメント研修や講演で、民間企業だけでなく巨大官公庁などまで、幅広く呼ばれています。 大学や企業でコミュニケーション、キャリアに関する講演や個人カウンセリングも行っています。