以前別のところで公開したものですが現在閲覧できないため、インサイトナウにて改めて公開します。キャリアデザインの基本的な考え方が理解できます!
40歳前後は、「人生の正午」とも言われますし、また社会人になっておよそ20年、定年の60歳前後まで残りも約20年ということで、ちょうど折り返し地点でもあります。まだまだ可能性が広がる30歳前後と異なり、40歳前後は、ビジネスパーソンとして何を達成すべきなのか、したいのか、といった目指すところを絞込む決断が求められる時期と言えるでしょう。
次は50歳前後の節目。定年退職も近く感じられるようになり、第二の人生をどうするかという大きな課題を踏まえたキャリアと人生設計をやる必要性にかられるでしょう。そして60歳前後、一般の会社員なら長年勤めた会社を退職し、新たな人生を踏み出すことになります。今は、昔よりも随分平均寿命が伸び、退職後もたっぷり20年の時間があります。若い頃ほどの気力・体力は残っていないかもしれませんが、なにか新たなことに取り組み、仕上げるには十分な時間が残されているといえるでしょうね。
[キャリア・トランジション・サイクル]
さて、こうしてキャリアの節目を概観してみるとおわかりになると思いますが、キャリアの節目とは、別の新しいステージへと移行する段階であるということです。過去の延長のままの考え方や行動を続けるのではなく、根本的な転換が必要になってきます。こうした時期のことを英語では「キャリア・トランジション」(キャリア移行)と呼びますが、従来とは異なる、新たな考え方や行動に切り替えていくことには心理的抵抗がありますし、また慣れるまでは大変な思いをすることも増えます。しかし、それは新たなステージ(それはキャリアにおける成長につながるものであるべきですが)へと進むために乗り越えるべきことです。そして、新たなステージへの移行が完了したら、しばらくはそのステージの中でのパフォーマンスを楽しむ時期です。
でも、前述したように、しばらくすると再びキャリアの節目が到来します。次なる新たなステージへの移行のための変化を乗り越えなければいけません。こうして、人間は何度もキャリアの節目を迎え、「キャリア・トランジション」を乗り越えながら、キャリアを発達させ、また人間的成長・成熟を成し遂げていきます。こうした繰り返しを「キャリア・トランジション・サイクル」と呼びます。
[もうひとつのキャリア・トランジション・モデル]
では、「キャリア・トランジション・サイクル」として望ましいモデルについてご紹介しましょう。
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キャリアデザイン基礎講座
2010.10.16
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有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。