以前別のところで公開したものですが現在閲覧できないため、インサイトナウにて改めて公開します。キャリアデザインの基本的な考え方が理解できます!
[ライフロール]
人生全体の視点から見たもうひとつの切り口は、「ライフロール」です。「キャリアの役割」と呼ばれます。やはり米国生まれの古典的理論では、次の8つの役割があることが示されています。
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1 息子・娘
親との関係において生じる役割
2 学生
以前は社会人になれば「学生」の役割は終了しましたが、現在は働きながらあるいはいったん中断して学生になる人も多くなりましたね。
3 職業人
キャリアにおける中心的役割
4 配偶者
結婚相手との関係において生じる役割。正確に言えば、結婚しているかどうかではなく、生活をともにしているパートナーとの関係において発生する役割です。
5 ホームメーカー
住む場所をメンテナンスする役割。主に女性が担ってきた役割ではありますが、もちろん男性が果たすべき役割もいろいろとありますよね。
6 親
子供ができてから、子供との関係において生じる役割です。
7 余暇を楽しむ人
旅行やスポーツ、読書などを楽しむという役割(役割という言い方は不自然ですが)
8 市民
元々の理論では、地域社会への貢献のために無給のボランティア活動を行う役割のこと。米国らしい役割ですが、ん日本においては、町内会のメンバーとしての公園の清掃などの活動が該当すると考えればいいでしょう。
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こうやってライフロールを並べると、人というものは、実に多彩な役割を演じながら人生を生きることがわかりますよね。
ただ、あなた自身を振り返ってみた時に、あまりにも仕事に没頭しすぎている(あるいはそうならざるをえない)ために、職業人以外の役割をまったく果たしていないと、愕然とされる方もいらっしゃるでしょう。
社会人にとって、「職業人」としての役割が最も重要であり、多くの時間を割くことになるのはやむを得ないと思います。しかし、それ以外の役割をないがしろにしたままの仕事一筋な人生は、あまりにも平坦な生き方ではないでしょうか。
おそらく、仕事に夢中になっている時は感じないのですが、年を取ってから若いころを振り返った時に、もう少し仕事以外のこともやっとけばよかったと後悔するかも知れませんよ。
また、そもそも、これからの仕事では斬新な発想やアイディアが高い価値を生み出すのですが、そうした斬新な発想やアイディアは、仕事だけの毎日からは決して生まれてきません。むしろ、上記に示した様々な役割をやる中で面白いヒントが得られることも多いのです。
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キャリアデザイン基礎講座
2010.10.16
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有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。