以前別のところで公開したものですが現在閲覧できないため、インサイトナウにて改めて公開します。キャリアデザインの基本的な考え方が理解できます!
「成長」を大切に思う人は、何よりも自分の能力が発揮できる場を求めます。ですから、報酬や権限よりも、自分の成長が実感できたり、やっていて楽しい、そんなわくわくできる仕事を優先するのです。アイディア志向でもあり、仕事のやり方も常に創意工夫しますし、変化を求めます。自分の能力を極めることに邁進するということでは、「職人」気質だともいえますね。ただ、一方で変化を求める分、ちょっと飽きっぽいところもあるのが「成長」の方向を持つ人です。
[バランス(Getting Balanced)]
仕事と私生活のどちらか一方に偏りすぎないで、うまくバランスを取っていきたいと考えることです。
働くときはしっかり働く、休むときはしっかり休むという切り替えができるという意味であって、私生活を最優先するということではありません。したがって、必要なときにはハードワークをいとわない。
ただ、基本的には余裕のある生き方を重視しますので、あえて昇進の話を断ったり、地方在住にこだわるという判断をすることが多いでしょう。
[キャリアの羅針盤、あなたはどの方向に近い?]
さて、上記に示した羅針盤の5つの方向ですが、あなたはどれにもっとも近いですか?
そもそも多様な価値観をある程度強引に集約したものですので、これらのうちどれかに当てはまらなければならないというものではありません。あなた自身の「キャリアの持論」形成の参考としていただきたいのです。
なお、どれかひとつではなく、複数の方向性のミックスであることも多いでしょう。たとえば、先ほど「自由」の例として挙げた、イチローは、正確には「成長」と「自由」のミックスでしょう。
自分らしさを追求するために孤高を保ち、周りに迎合しない自由な生き方と、仕事を通じて、自分の能力を磨きたいという意識の両方を併せ持っている。だからこそ、あえてリスクを取って、メジャーリーグに移ったわけです。また、メジャーリーグでは、トレーニングも本人のペースで取り組むことができますから、組織的な行動が求められる日本のプロ野球よりも、自由」を志向するイチローにははるかに居心地がいいんじゃないでしょうか。
なお、ついでに申し上げると、私の羅針盤も「成長」と「自由」のミックスです。
ですから、安定性は低いが、やりたい仕事があれば自由に取り組め、組織の規律にも縛られることのない「独立自営」という道を最終的に選んだのです。
[羅針盤を頼りにキャリアの道を歩みましょう!]
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キャリアデザイン基礎講座
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有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。