以前別のところで公開したものですが現在閲覧できないため、インサイトナウにて改めて公開します。キャリアデザインの基本的な考え方が理解できます!
仮に、あなたが営業、つまりセールスパーソンとしてこれまでやってきたとします。
その場合、営業をやる上で必要な知識やスキルはどのように整理できますか。
・商品知識
・販売先(顧客)についての知識
・顧客の問題把握力
・顧客の問題解決提案力
・プレゼンテーション力
・説明資料作成力
・見積作成力
・新規顧客開拓力
・既存顧客との関係維持能力
例えば、上記のように記述できますね。
このうち、商品知識や販売先(顧客)についての知識は、勤め先や販売先が変わってしまうとあまり役に立たないものになりますが、それ以外の能力は、どんな業界・会社であれ、応用できる普遍的なスキルといえますね。こうしたスキルを「ポータブルスキル」(持ち運び可能なスキル)と呼びますが、どんな職種であれ、ポータブルなスキルが必ずあるはずです。「キャリアのたな卸し」を行う場合には、この点(あなたが持っているポータブルなスキルは何か)を意識してみてください。
[あなたが、仕事に関してやりたいことは何ですか?]
この質問に答えるのは多少難しくなりますね。
いろんな答え方があります。単純に、営業がやりたい、マーケティングがやりたい、弁護士になりたい、という職種・職業ベースの答えでもOKです。また、売れるお菓子が作りたい、斬新な自動車を生み出したい、シニアの方に喜ばれるサービスをやりたい、といった仕事を通じて具現化できる「夢」のようなものでもいいですね。
大事なのは、その仕事をやれたら自分がわくわくするとか、楽しいと思えることであるかどうかです。
ただ、純粋な娯楽ではなく、仕事において自分がわくわくしたり、楽しいと思えることを見つけるのは、実際のところ簡単ではありません。そこで、自分のやりたいことを見つけるひとつの方法として、今までやった仕事を振り返り、「いい経験だったな、楽しかったな」と思えることがないか、思い出してみてください。
そうした仕事があれば、その仕事のどこかに「あなたがやりたいこと」のヒントが隠れているはずです。
[あなたが、仕事に関して意味・価値を感じることは何ですか?]
この質問に答えるのは、さらに難しいと感じる人がいらっしゃるかもしれません。
仕事をやる究極の目的を答えることになるからです。(「キャリアの目的」(第3回)とも関係してきます)
例えば、仕事をやることによって
「お金持ちになれること」「偉くなれること」
が実現できるというのが、自分にとって意味・価値があると考える方がいるでしょう。
「いくらやりたい仕事でも、あまりに薄給で生活できないのでは意味がない」と考えざるを得ない仕事も実際あるわけですから。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
キャリアデザイン基礎講座
2010.10.16
2010.10.16
2010.10.16
2010.10.16
2010.10.16
2010.10.16
2010.10.16
2010.10.16
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。