次世代を担う子供たちが大人になり、社会変化の狭間を生き抜くには、それなりの「体力」が必要だ。しかし今、子供たちの体力は…、
昨今、すぐにキレる子供が多くなったと聞くが、子供は子供なりにストレスを感じているのではないだろうか。私は仕事柄、子供と接する機会が多かったゆえに、子供事情をまじまじ見せつけられてきた。
なんとも忙しい子供が多いことだろう。週5日も6日もみっちり習い事や塾が入っており、友達と遊ぶ時間すらない子は珍しくない。自然と触れ合う時間なんて皆無に等しい。
ほんの少し前まではどんな子供でも、友達と遊ぶことにより仲間意識が芽生えたり、自然の中で遊ぶことで新しい体験をしてきた。しかし、習い事や塾のような机上のバーチャルでは、自然で体験する百分の一の感動すら味わうことはできない。
もちろん習い事を否定しているのではなく、適度で適切な習い事は推奨したい。しかし、習い事が多過ぎると、あれもこれもと子供を管理することになり、将来、自分で考えることのできない人間になってしまう恐れがある。
是非、自然の中で子供を育て、自然から多くのことを学ばせてみて欲しい。この週末は、お子さんと郊外に出かけてみてはいかがだろうか。きっと、あなたの街でも、小さな自然発見があることだろう。
今後この場をお借りして、子供が自然と触れ合う機会を増やすべく、あらゆる角度から自然体験の楽しさや面白さを伝えていきたい。
自然体験は、子供に体力をつけ、心を育んでくれる。
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2015.07.17
2009.10.31
株式会社経営教育研究所 代表取締役
教育ビジネスのアナリスト/コンサルタント。専門はフランチャイズ(FC)とデジタル関連。個別指導FCやベンチャーなどの教育機関を経て、2009年に民間教育シンクタンク経営教育研究所を設立。教育と異業種を結ぶエデュイノベーションLLPパートナー。