今日は、CMS(コンテンツ管理システム)を比較/評価する際に使える機能のチェックリストを紹介します。
CMSを選ぶ際には、こういったチェックリストによる(帰納的な)選定に加えて、そもそもそのCMSは何を実現するためのものとして作られているのかという開発の方針(CMSの哲学)とあなたがCMS導入で実現したいことが何なのか(導入の目的)の対照による(演繹的な)選定をうまく組み合わせることが重要です。
また、CMS導入は製品を買ってインストールして終わりというものではないので、現状のサイトを調査して適切な実装を考えてくれる制作会社さん(パートナー)も重要です。そのCMSに慣れている制作会社がどれくらいいるのか、その制作会社は自社と相性が良いのかといった点も、選定の際には考慮するのが重要でしょう。
CMS選定のポイントでいうと、ほかにも「CMIS」という仕様があります。コンテンツ管理システム同士でデータやコンテンツのやりとりをするための共通仕様としてOASISが策定しているものです。
CMISはまだドラフト段階なのですが、すでに対応を表明しているベンダーもあります。2010年以降のCMS選定では、CMISに対応しているかどうかも、ポイントの1つとして考慮していくことになるかもしれません。
・Content Management Interoperability Services (CMIS) Version 1.0
http://docs.oasis-open.org/cmis/CMIS/v1.0/cd04/cmis-spec-v1.0.html
CMSというと、久しぶりのWeb担ムック『Web担当者 現場のノウハウ CMS入門号』が11月28日に発売されました。CMSを導入するプロジェクトでどんなことが起きるのかをわかりやすく理解できる小説「CMS導入奮闘記」や、おなじみのマンガ「Web担当者 三ノ宮」が全編収録されている、少し異色の1冊です。
どちらも、印刷された状態のもののほうが、ウェブで見るよりも読みやすくなっていますので、ぜひお手元に1冊どうぞ。
・Web担当者 現場のノウハウ CMS入門号
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※この記事は、Web担当者Forum(Web担)に掲載した編集部コラムを転載しています。
元記事:CMS製品を評価する28個のチェックリスト
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2008.09.26
2010.04.20
安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長
企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。