今日は、CMS(コンテンツ管理システム)を比較/評価する際に使える機能のチェックリストを紹介します。
今日は、CMS(コンテンツ管理システム)を比較/評価する際に使える機能のチェックリストを紹介します。
海外の情報サイトですが、CMS Watchというサイトがあります。ウェブCMS(WCMS)やエンタープライズCMS(ECM)を中心とした情報や調査データを提供しているサイトです。ここの一番のコンテンツはWCMSやECMSの各ベンダーが出している製品に関して調査を行った結果をまとめた「The Web CMS Report」や「The ECM Report」などの有料レポートです。
10万円~30万円というお高いレポートなのですが、今日は、このレポートで使われているウェブCMSの評価チャートの項目を紹介します。
・テクノロジー&管理
o アクセス制御&レポーティング
+ アクセス制御&権限付与
+ システムレポーティング
o 開発
+ カスタマイズ&システム統合
+ テンプレート化
o パフォーマンス
+ バックエンドパフォーマンス
+ 配信パフォーマンス
・コンテンツ作成
o 作成者向けエクスペリエンス
+ 全体のユーザビリティ
+ ユーザーインターフェイスのアクセシビリティ
+ ユーザーインターフェイスの各国語対応
o 作成者向け機能
+ コンテンツ作成&変換
+ タグ付け&カテゴリ付け
+ コンテンツの再利用
+ デジタルアセット管理
+ リポジトリサービス
o コンテンツライフサイクル
+ ワークフロー管理
+ 複数サイト管理
+ 多国語展開
+ リテンションサービス
・コンテンツ配信
o オンライン
+ パーソナライズ
+ フレンドリー出力
+ アクセス解析
o 拡張サービス
+ サイト内検索
+ 複数チャンネル配信&シンジケーション
+ UGC&ソーシャルサービス
・ベンダー評価
o サービス&チャンネル
o サポート&コミュニティ
o 戦略&ロードマップ
o 透明性&安定性
CMS Watch → http://www.cmswatch.com/
Web担でもCMS製品の一覧を設けていて機能の有無を示す項目を設けていますが、ここで紹介したCMS Watchの項目のほうがイマドキでシンプルですね。
実際のところ、CMSの機能の有無を○×で表にしていっても、多くのベンダーさんがとりあえず機能を用意して「○」にしてしまいますし、最近はモジュール形式での機能拡張ができるCMSも多いですよね。そのため、細かい機能のチェックリストを用意してCMS選定に使おうとしても、うまくいかないことが多いようです。
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2008.09.26
2010.04.20
安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長
企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。