今日は、CMSとSEOの話題を。グーグルが検索結果の表示にある変更を加えたことで、今後、CMSでは、コンテンツのHTML出力にまた新しい仕組みを入れるのが、SEO向けの機能として重要になりそうなのです。
せっかくSEOをして検索からユーザーを誘導できても、ページ内のどこに目的のコンテンツがあるか見つけられず離脱してしまうユーザーがいるともったいないですよね。この機能は、そういった事態を解決してくれますし、そもそも検索結果ページでわかりやすく、クリックしやすくなっています。
となると、サイトのすべてのページで見出しにアンカー名を設定していきたくなるのですが、コンテンツを作るときに見出しごとにid属性を手で入れていくのは大変なものです。ですから、コンテンツ制作者がふつうにh2やh3などで見出しを入れておくと、CMSが自動的にHTMLをチェックして、idまたはnameが付いていない見出しすべてにアンカー名を付けていってほしいところ。そして、ページ内の見出しの一覧を自動的に作って、そこから各見出しへリンクを張っておいてくれればいいですよね(GoogleサイトやPukiWikiなど、同様の機能を備えているCMSも昔からあるようです)。
CMSというとコンテンツの管理機能が重視されると思いますが、こういった機能があれば、Web担当者が意識しなくても検索エンジンからの誘導のチャンスが増えるので、導入する側にとって良いCMSだということになりますよね。CMSベンダーさんたち、いかがでしょうか?
※この記事は、Web担当者Forum(Web担)に掲載した編集部コラムを転載しています。
元記事:SEOに強いCMSはすべての見出しにid/nameを自動で付けるようになる
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2008.09.26
2010.04.20
安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長
企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。