体脂肪の燃焼には欠かせないL-カルニチン。そのL-カルニチンが脳細胞を活性化させ痴呆症を予防する!?
そのL-カルニチンはもともと体内で合成されるのですが、年齢と共にその合成能力は低下してくるといわれています。
つまり、年齢と共に体内のL-カルニチン量は減ってくる訳です。
これではいくら体脂肪を分解してもそれを燃焼させることが出来ません。
運動をしてるのになかなか体脂肪が減らないという人は、体内のL-カルニチン量が減少しているのかもしれませんね。
■L-カルニチンが脳を救う!?
ということで、ここ数年、L-カルニチンを含むダイエット関連サプリメントが注目されている訳ですが、このL-カルニチンが痴呆症の予防に効果的であることを皆さんはご存じですか?
さらに、日本ではもともと医薬品扱いであったことも・・・
本来、L-カルニチンは、脳の働きに重要な成分であるということから、痴呆症の予防効果があるのではないかと考えられていて、様々な研究が進められていたのですが、近年になり脂質代謝(体脂肪燃焼)に関連している成分であることが明らかになり、ダイエットに有効な成分として注目を浴びるようになったのです。
そして、日本では、もともと医薬品扱いであったのだそうですが、食品として取り扱うことが可能になったのを契機にL-カルニチンを含むサプリメントの製造・販売が加速したようです。
さて、少し話が逸れましたが・・・
L-カルニチンは、体内でアセチル-カルニチンという成分に変換されるのですが、このアセチル-カルニチンは脳に多く含まれる成分であり、脳内のアセチル-カルニチンが不足すると脳細胞が破壊されやすくなるといわれています。
人間の脳細胞は、生まれた時から死を迎えるまで日々減少する一方であるといわれており、その数は一日に数万とも。
そして、脳内のアセチル-カルニチンが不足すると、脳細胞が破壊されるスピードが加速し痴呆症にかかりやすくなるのだとか。
このアセチル-カルニチンは、食品の中には含まれておらず、脳内のアセチル-カルニチンを不足させないようにするためには、L-カルニチンの摂取が必要となるのです。
ちなみに、脳の働きとL-カルニチンの関係について東京都脳神経研究所が行った研究(L-カルニチンを与えたマウスと与えないマウスの迷路実験)では、L-カルニチンを与えたマウスの学習能力が高まったという結果が報告されています。
これらのことから、痴呆症の予防にもL-カルニチンの摂取は不可欠であるといっても過言ではないでしょう。
いずれにしても、L-カルニチンは人間にとって必要不可欠な成分の一つ。サプリメント等を活用して効果的に摂取することを心がけたいものですね。
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