「私たち人類の言葉は、 どうやって生まれたのだろう?」 これについては諸説ありますが、 「はじめに歌ありき!」 という仮説を提唱する人がいます。
仲間同士の「チームワーク」、
とりわけ
「タイミング」
が決定的に重要だったのです。
ですから、クジラ・エスキモーは、
極めてリズム感がよく、10人でも20人でも、
ピタっと息の合った歌をうたえるのだそうです。
一方、1人でも捕獲可能なカリブーを
狩猟して生活している、内陸部の
「カリブー・エスキモー」
は、リズム感があまり良くありません。
いわゆる「合唱」はへたくそなんだそうです。
おそらく、狩猟において、
チームワークを必要としないからでしょう。
こうした世界の民族の生活に根ざした音楽に
ついて研究してきた民族音楽学者の故小泉文夫氏は、
次のように述べています。
“人間は、生きるために拍子をそろえて歌うのです。
拍子をそろえなくても生きていかれるんだったら、
そんな余計なことはやらないんです”
“クジラ・エスキモーは、そうしたからこそ
あのグループだけがいきてこられた・・・”
さて、エスキモーとは、
大きく異なる社会に生きる現代の私たちですが・・
ものごとが高度化・複雑化し、
仕事が極端なまでに専門分化したがゆえに、
逆にますますチームワークが求められる時代を
迎えているように思います。
仕事における、
「歌唱力」や「合唱力」
は、どうやって磨けばいいんでしょうね?
(あくまで喩えですが)
*参考文献
『小泉文夫フィールドワーク 人はなぜ歌をうたうか』
(小泉文夫著、冬樹社)
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2009.09.25
2010.03.20
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。