ここ2~3年でしょうか。テレビで「ネットで○○が話題になっています」という話題を進める番組が出てきたり、ネットでも個人ブログではなく企業がやっているメディアサイトで「昨日のテレビ番組△△でタレントの○○が◇◇と発言」といった内容を記事にするようになってきたのは。
Web担でも海外&国内SEO情報ウォッチという、検索マーケティングの情報を1週間分まとめるコーナーがあります。このコーナーについて、「あの記事は自分の主張がない、他人の出した情報を寄せ集めているだけだ」という意見が寄せられたことがあります。でも、編集部では、世の中にSEOの情報がたくさん流れている時代だからこそ、ああいった形で「良い情報を取捨選択してまとめる」ことで、SEOに興味のある人が良い情報を探す時間を節約できるのだと考えています。
これはメディアに限らず企業サイトでも同じです。「オリジナルの記事なんて作れない」と悩むのではなく、情報の取捨選択や整理を考えてみてはいかがでしょうか? 特にB2Bならば、業界の情報を整理するだけでも価値が出てくるかもしれません。
◇ ◇ ◇
もちろん、取捨選択や整理といった分野はネットでのシステム化が得意とする分野ですから、現在は編集者が果たしている「情報の取捨選択と整理」の役割も、群衆の叡知を利用したシステムが果たしていくのかもしれません。
あ、あと、情報の取捨選択に価値があるからといって、オリジナルのコンテンツを生み出している人の著作権をないがしろにすることは論外ですよ。コンテンツを作る人がいてこそ、取捨選択に価値が出るのですから。はい。
※この記事は、Web担当者Forum(Web担)に掲載した編集部コラムを転載しています。
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2008.09.26
2010.04.20
安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長
企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。