経営コンサルタントの仕事において、クライアントを怒らせることは簡単です。 いや、どんな仕事においてもクライアントとのコミュニケーションは、 常にリスクをはらんでいると言えそうです。
■ できない理由を長々と説明する
<悪魔のアドバイス>
誠意ある対応として、出来ないことはクライアントにはっきり断りましょう。
その時、クライアントには「なぜ出来ないか?」という理由を、
しっかり納得してもらうことが必要です。
そのための根拠をできるだけたくさん挙げることができれば、
クライアントは諦めて、要望を取り下げてくれるはずです。
しかも、その出来ない理由がクライアントサイドの問題であると論破できれば、
貴方は一流のコンサルタントです。
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<家弓のアドバイス>
もちろん出来ないことは出来ないと真摯にお断りをすることは必要です。
しかし、何故出来ないか?という理由を長々と語ることは、
何も建設的な結果を残さず、クライアントはストレスを感じてしまうでしょう。
決してクライアントが実現したいことを諦めさせることが目的ではなく、
少しでも、クライアントの欲求に近づけるための代替案を示したいところです。
「これは出来ませんが、こんなやり方ではどうでしょうか?」
常にクライアントは提案を求めています。
私たちはプロとして、クライアントに代替案を提案し、
クライアントとともに最も望ましいソリューションを探索したいものです。
【参照記事】「ソリューション営業って何だ?」
■■■
あくまで、上記は家弓が「過去、クライアントを怒らせてしまった」ことを
もとに記述しているわけではありませんよ。念のため、、、(汗)
もちろん、反省すべきことはたくさん経験していますが、
現在、私が気をつけていることを整理したつもりです。
これらの5つのパターンは、クライアントとのコミュニケーションにおいて、
全てのビジネスパーソンが陥るリスクだと思います。
一度、クライアントコミュニケーションについて、
自らを振り返るのも良いのではないでしょうか?
株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
Twitter : http://twitter.com/Kayumi
Tumblr : http://kayumi.tumblr.com/
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