今、旬である中国市場に関するレポート
しかし、そんないいものはコピーでも良いわけで(全く良くないです。犯罪ですから・・・。そういう意識があるということです。事実、販売台数のうち、2000万台強は、中国の一部メーカーによる
偽携帯電話市場
といわれています。)それよりもあの手この手で、どんなことがあろうと売りまくるパワーを、他の携帯メーカは、持っています。もちろんいい品質のものは売れると思いますが、どこまで目指しているのでしょうか?中国でNO1になりたいのか、それとも、片隅に入らせてもらうくらいがいいのか、実は日本のメーカーに明確な目標がないのは、と思ってしまうのです。
その点、他の外国メーカは何が何でも1番を目指そうと必死です。これくらいについていけるか、ということが重要なのかもしれません。
一方で、中国自身ですが、経済成長の数値だけ見ると、すでに先進国の仲間入りどころか、もうすぐ日本追い抜くわけですから、立派な先進国とも取れます。
しかし、先ほど話をしたように、コピーは当たり前!くらいのビジネス意識、日本人感覚では、強引に見える販売体制とコンプライアンスに対する希薄な意識(良く解釈すれば、リスクテイクを全く厭わないハングリー精神。)は、まだまだ発展途上の国、とも取れます。
そして、こぞって、その市場を勝ち取ろうとする欧米、韓国メーカーもそれを理解(?)して、すでに市場に臨み、その一部を勝ち取っていることを考えると、清濁を併せ飲むくらいの気概がないと、日本は、この中国市場に勝てないのでは、と考えてしまいます。
日本人の生真面目さが、逆に仇にならぬよう、日本メーカには、市場を席巻してほしいと思います。異業種であるけれども、中国で成功している日本企業の事例を見て、次回考察してみたいな、と思っています。
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