MBA教員が見た「伸びる生徒」の5つの特徴

2009.08.15

仕事術

MBA教員が見た「伸びる生徒」の5つの特徴

家弓 正彦
株式会社シナプス 代表取締役

大学院のMBAコースでは、いわゆるケースメソッドといわれる プレゼン~ディスカッション型の授業を行っています。 そんな日々の授業の中では、様々なタイプの生徒がいるんですよね。

○ 好奇心にあふれている

そんな飲み会の場の「盛り上げ役」にも2つのタイプがあります。
ひとつは、自分が話題提供者となって、周りを巻き込むタイプ。
これは、飲み会に「ひとり」欲しい存在ですね。

もうひとつのタイプは、ヒトの話に食いついて、いろいろ引き出すタイプ。
こんなタイプの盛り上げ役がいると、いろんな人が主役となって、
家弓的にはとても快適な飲み会になります。

ま、飲み会だけではなく、オン/オフ全てを通じて好奇心を持ってほしいですね。
ここで言う「好奇心」とは、ヒトの話に興味を持つことであって、
まさに前述の「問いかける」という行為に表れます。

そんな好奇心は、生活シーン全てが学びの場になっていくと思います。

○ つまり、インプットとアウトプットのバランスが良い

総じて、言いたいことは、
「インプットとアウトプットのバランスが良い」んですよ。

インプットとは、周囲に好奇心を持ち、ヒトの話を好んで聞くこと。
アウトプットとは、自分の主張を積極的に表現すること。

この両面をバランスよく持つ方は、とてもスキルアップのポテンシャルが
高い方だと思うんです。

で、余談ではありますが、「伸びない生徒」について、、、(^^;

× 自説にこだわり過ぎる

もちろん、自分の主張を一貫して持ち続けることは良いことだと思います。
しかし、一種の防衛本能ではないかな?と思うこともよくあるんです。
この場合、なんとか自分の主張を確からしいものとして主張し続ける
「瞬発的論理力」を発揮しようと言う意識もあるかもしれませんが、
かなりムリがあるんですよね。

むしろ、ここは真摯に「自分の主張のどこにムリがあるのか?」といった
思考に入るほうが、良い学びにつながるように思います。

以前、こんなことがありました。

「なぜですか?」、「その根拠は?」などと、論理的なバックボーンを
徹底的に追及していたところ、いきなりその生徒は、、、

「僕は、これまでの社会人生活で、
 理屈じゃモノゴトは動かないって学んできたんですよ~」

いきなり、キレてしまいました。
あんまり、キツく追及したつもりはなかったのに、、、笑
きっと、学ぶことより自分を防衛することに走ってしまったんでしょうね。
ま、この事例は教員としての私にも責任があるんですけど、、、汗

しかし、現実のビジネスで、誰に何を言われようが、自分の主張を曲げず、
自説にこだわってしまっては、単なる頑固オヤジですよね。(^^)

以上は、私の家弓の私見に過ぎません。
また、状況によっては必ずしも絶対ルールではありません。
でも、私もまだまだ一人の学び続けているビジネスパーソンです。

私自身が、こんな気持ちを持ち続けたいという気持ちでいるということで、、、(^^)

株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
blog : http://kayumi.jp/
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家弓 正彦

株式会社シナプス 代表取締役

マーケティング戦略を中心としたコンサルティング、マーケティングに特化した教育プログラムの提供を行っています。

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