本稿は「営業革新」をテーマに、家弓独自の視点で整理していきます。 まだまだ発展途上のモデルですが、皆さんのご意見をいただきながら、 ブラッシュアップしていきたいと思います。
共有のしくみとしては、営業ミーティング、マニュアル、社内報など、
様々な手法があると思いますが、ここは組織カルチャーに馴染みやすいやり方を
選んで、しっかり組織に浸透させる努力が必要です。
場合によっては、このプロセスをプロジェクトチーム化して、
成功モデルを構築することも有効だと思われます。
一般にトップセールスの成功事例をもとにして、モデル化を図ることが有効ですが、
トップセールスは意外と自分のノウハウを可視化したり、
ヒトに論理的に伝えることが苦手であったりします。
そこを客観的な立場で、ベストプラクティスとして分析し、
汎用的なモデルにするのは、論理力に優れたスタッフや外部コンサルタントを
活用するのも一手ではないかと思うのです。
(4)積極的な実践
そこで、組織学習したナレッジは、即実行に移してみる、
そのトライアルが「積極的な実践」のプロセスです。
ここでもインナープロモーションの活動は大切ですね。
せっかく共有されたナレッジも、実行されなければ意味がありません。
Kolbの経験学習モデルによれば、
上記の4つのプロセスのサイクルを回すことで、
組織は「営業プロセスのナレッジ」を学習するはずです。
おそらくトップセールス以外、特に経験の浅いセールスパーソンには、
学習効果は大きく生まれるはずです。
そんな「型」を覚えて、そこから自分の個性を生かしたオリジナルモデルを
見出していくことで、ハイパフォーマーへ進化していくことでしょう。
これはまさに、能楽を確立した世阿弥の教えで「守破離」。
つまり、まずは基本型を忠実に守り、やがてそれを破って応用する、
さらに、最初の型から離れ、己のスタイルを確立していく、、、
そんなセールスの進化を見届けたいものです。
株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
Twitter : http://twitter.com/Kayumi
Tumblr : http://kayumi.tumblr.com/
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営業革新シリーズ
2009.08.13
2009.08.13
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