本稿は「営業革新」をテーマに、家弓独自の視点で整理していきます。 まだまだ発展途上のモデルですが、皆さんのご意見をいただきながら、 ブラッシュアップしていきたいと思います。
【営業革新8】営業プロセスのマネジメント
現場の営業マンに、「勝てる営業プロセス」を浸透するには、
営業マネジャーの役割がとても大切だと思います。
「勝てる営業プロセス」を明確にし、それを現場の営業マンに実行させる。
このように言葉で書くと簡単に見えますが、
実はそれを持続的に定着させるのはとても困難です。
営業マンの自主性に依存してしまうと、当然一人ひとりの個性が出やすくなり、
また、以前の「自己流の営業プロセス」に逆戻りしやすいようです。
営業プロセスの定着には、営業マネジャーが一人ひとりの営業マンの
行動をチェックし、指導し、サポートしていくことが不可欠なんですね。
■ モニタリングの仕組み
マネジャーは営業マン一人ひとりの行動をしっかりモニタリングします。
あるいは、営業マンを通じて「顧客」や「市場全体」をモニタリングします。
つまり、営業マンの報告から、マネジャーは以下の役割を果たすことになるわけです。
<モニタリング目的> <マネジャーの役割>
・市場概観把握 ⇒ 営業戦略、方針策定
・商談課題発見 ⇒ 受注促進
・営業マン個人課題 ⇒ 営業マン個人への行動定着(育成)
そのためには様々な手段が考えられます。
・セールス会議
会議は、全員で情報共有するには有効です。
しかし、共有だけなら他の手段でも十分なはずで、
やはり全員の時間を投資して行う会議は、
会議でしか出来ない「創造的ディスカッションの場」としたいものです。
・報告書(日報など)
定型的な報告は日報などで行うと良いですね。
ある程度、モニタリングしたい項目をしっかりフォーマット化して、
情報のモレなどが起きないように配慮する必要があります。
・グループウェア
報告書は、日々の行動管理には有効ですが、
同時に、顧客管理や案件管理にもモニタリングが必要です。
しかし、アナログ的なツールだと、同じことを異なるフォーマットで
重複して書くといった非効率が生まれます。
それをシステム化すると、営業マンの負荷は軽減できますね。
今は、SFA(Sales Force Autometion)などの良いツールがあります。
・1対1対話
すぐその場で解決したい課題があるときは、
リアルタイムで報告を求めることも必要でしょう。
営業マンが外出先から帰ってきたらすぐ報告をしてもらう、
そして、その場で指示を出す、といった対話も重要な役割を果たします。
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営業革新シリーズ
2009.08.13
2009.08.13
2009.08.13
2009.08.13