明治製菓のガム・キシリッシュ。ド派手なパンツを男女合計全30タイプを1,000名にプレゼントするキャンペーン「イキパン」が今年も帰ってきた。
製品そのものを根本的に変えることは容易ではない。やわらかフニャンに追随しては、キシリッシュの噛み心地が気に入っている既存顧客からの支持を失いかねない。しかし、若者層は失いたくない。故に、そこにターゲットを絞ってジャストミートするキャンペーンを展開しようという狙いなのだろう。
購入して製品に記載された数字をインターネットで入力すれば、即時に当選が判別できるしくみは確実に販売数を押し上げることが期待できる。
若者ならぬ筆者も、山本寛斎コラボレーションの赤いパンツに一目惚れだ。ターゲット以外の周辺需要も拾えるということなのだろう。
さて、当るか当らぬか。応募ボタンをポチッっと・・・。
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2015.07.10
2015.07.24
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。