ダーウィンが提唱した「進化論」では当初、 自然淘汰を通じて、生命の種の進化は段階的に起こる、 つまり‘少しずつ’変化していくと考えられていました。 このことについて、ダーウィンは、 植物学者のリンネに倣って、 “自然は跳躍しない” と断言しています。
経済危機や社会危機によって誘引される進化。
まさに今、私たちが経験している経済危機も
そのひとつかもしれません。
しかし、目先の「経済危機」以上に深刻であり、
適切な「社会の進化」(さらに言えば「精神の進化」)
が求められる誘引があります。
それが
「地球環境問題」
です。
地球は、ひとつの生命体であり、
自己調節機能を持っているという考え方があります。
これは「ガイア理論」と呼ばれるもので、
地球の環境(空気の組成や気温など)を
生命に適した一定のレベルに維持する力
を地球全体として持っているという意味です。
ところが、人間は、社会の進化の過程において、
まるで、地球は人間の占有物であるかのように扱った結果、
地球が持っていた自己調整機能を破壊しつつあります。
その悲観的な末路はもちろん人類滅亡ですね・・・
私たちは、自らがもたらしたものですが、
人類史上最大の危機といえるE分岐上にいます。
周辺部にいた地球環境保護を重視する人たちが
中心部へと勢力を拡げ、利己的な利益を重視し、
むやみな経済発展を推進してきた多数派の人々を
蹴散らしつつある。
私たちは、E分岐による跳躍的な社会進化を
今体験し、目撃しているのだと言えるのかもしれません!
(参考書籍)
『進化の総合真理』
(アーヴィン・ラズロ著、吉田三知世訳、バベル・プレス)
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『ガイアの復讐』
(ジェームズ・ラブロック著、竹村健一訳、中央公論新社)
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包括的進化論 - GET(General Evolution Theory) -
2009.07.24
2009.07.23
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。