酒好き、食べるの大好きな私は毎晩いろいろな店にいきます。知人の知ってる割烹や、雑誌に載っていたレストラン、街をぶらっと歩いて見つけた居酒屋。店の門をくぐる前からワクワクドキドキ。古くからの歴史ある店、新たなお店。期待通りの店もあれば、期待に反する店もある。はてさて、店構え(見た目)と店を出るときの満足度との関係は・・・・・・?
これも人と同じかもしれません。
経験も人格も備わり、それなりの自信がある。ついてくる奴がいればいい。でも、ふと気がつくと後ろに誰もいなかった・・・・・・。
会社がなくなり、転職を余儀なくされ、他の会社は回ってみたが、採用になかなか至らない。内面に自信があればあるほど落ち込むだけで、自分を変えようとしない。
最近、赤坂のある有名な料亭が古き良き店構えは残しながらも、雰囲気をがらっと変えました。改築したことで親しみやすく一見さんも入りやすい雰囲気を漂わせています。値段も安くなったそうです。
「これだったら入りやすいな~」と思い、毎日お店の前を通っていたところ、知り合いが誘ってくれました。マイナーチェンジではあるけれど、よい部分は残し、新しさを取り入れている健気な印象は十分にありました。
店も人も、内面に自信があること、そしてさらに相手に喜んでもらえるための内面磨きの努力は当たり前!
その上で、その内面を知らない人にもわかってもらうためのマーケティング戦略は必要不可欠です!
マーケティングとは「見た目」なくしては語れないのです。
そして「見た目」とは絶対ではなく、相対です。
今の環境においてその「見た目」でいいかどうか! なのです。
「見た目」で誤解されることは、それ自体「戦略」であればよし。
ただ、本人が気づかず誤解されていた・・・・・・なんてことのないようにしたいものです。
最初にお話した赤坂サカスのなかのコンセプトを変えたお店は、味も雰囲気も決して悪くないけれど、なぜか惹きつけられる魅力がない。
これはよくも悪くも「無難な見た目」だからでしょうね。
料理の内容が変わったのに、店構えが変わらない。惹きつけようという気概が感じられないからなのかもしれません。
まさに、目立たない見た目でやることだけはきっちりやることに徹する昭和のサラリーマンのような印象なんでしょうか。
客観論を言っている場合ではありません。
私のスタジオも時代に生き残るために「見た目」磨きも内面磨きも頑張らねば!!!
付録)
以前いた化粧品会社は常に社内の模様替えを強いられていましたが、そのたびに面倒くささで同期仲間で愚痴の嵐!
でも、今思えば、模様替えによって新鮮さを感じ、新たなやる気を起こされていたようにも感じます。マンネリしそうなときの「見た目」の変化って大切です。
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2015.07.10
株式会社パーソナルデザイン 代表取締役
「自分らしさをデザインする。」をコンセプトに、独自のパーソナルアイデンティティ分析を基に業界・業種・役職に合った「自分らしさ」をスタイリスト、ヘアデザイナー、ボイストレーナー、演出家ほか各種スペシャリストとともに演出をサポートしています。ビジネスパーソンのためのパーソナルプロデューサー、が肩書きです。