私たちが商品を購入するとき、 そのほとんどは「買い替え」ですよね。 食べればなくなってしまう食料品はさておき、 その他の商品(自動車、家電、日用品、衣料品など)は、 たまに「買い増し」もあるものの、自宅などの限られた スペースに収容しなければならないといった制約があるので、 多くの場合、古いものと「買い替え」ることになります。
です。
「購入予算」という外的要因における制約を
軽減する効果のある「エコカー減税」ですが、
どうやら、クルマ購入を後押しする力はあまり
強くなさそうだということがわかりますね。
次に「購入しない・買い替えしない」と回答した
6割の人にその理由を聞いた結果ですが、
「車検期間の途中だから」が26.0%
「欲しい車が決まらない」が22.5%
で回答の約半数を占めています。
(残りは「減税、助成が不十分だから」7.9%、
「制度の内容が分からないから」3.1%、「その他」40.5%)
「迷っている」理由も上記と同様で、
「欲しい車が決まらない」34.2%
「車検期間の途中だから」29.0%
の2つで半数以上になっています。
近年、日本のクルマにはエッジの立った
個性的なものが減り、同じようなコンセプト・デザイン、
平均的で面白みのないものが増えたと言われています。
近年、クルマが売れなくなった理由には、
車検時期などの外的要因だけでなく、
そもそも買いたいと思わせるだけの、つまり内的要因を
高めてくれる、魅力的なクルマが少ないことが大きいのかも
しれません。
*エコカー減税についてのアンケート出典
「宣伝会議」2009.7.1 MARKETING DATA
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2010.07.05
2015.07.10
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。