6月23日発売のシソ風味のコーラ、「ペプシしそ」。その味のほどを筆者は事前にペプシのマーケティング戦略から考察し予想していたのだが、果たしてその結果は・・・。
予想が外れた言い訳ではないが、再び変わり種コーラが「衝撃の味路線」となった背景が見える記事を見つけた。
<【ブログトレンドウォッチ】多様化する味、コーラ商戦の行方は?>(livedoorニュース:提供・kizasiジャーナル)
http://news.livedoor.com/article/detail/4215022/
インターネット上の書き込みを分析すると、事前の話題は6月8日に日本コカ・コーラから発売されている、カテキン入りという、カラダにいいんだか悪いんだかわからない「コカ・コーラ プラス カテキン」の話題が上回っている。
もう一つ気になるのが、変わり種ペプシとしての話題性が、「アイスキューカンバー」以降、かなり低迷しているのがわかる。
話題に上りにくくなっており、しかも、挑戦すべきリーダーの日本コカ・コーラにまで話題をさらわれている。これはチャレンジャーとしては致命的な状況だ。
しかし、そんなことは分かっているといわんばかりに、サントリーのペプシは「ペプシしそ」を「衝撃の味」に仕上げてあった。
筆者もその一人であるが、一夜明けて、今日、ネット上に「ペプシしそ」の衝撃性を書き込む人間は多いだろう。筆者の予想は外れたが、サントリーの狙いはズバリ的中というところだ。
チャレンジャーがチャレンジャーらしいと、少し安心する。「ペプシしそ」を全部飲みきることはできなかったけれど。
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2015.07.10
2015.07.24
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。