検索キーワードを調査する「キーワード最適化ツール」をグーグルがリリースしました。当初はオーガニック検索でも大丈夫なキーワードにもPPCを出稿させるツールかと思いましたが、これが意外とイケる内容でしたので、使い方や特徴を紹介します。
*キーワード
そのものキーワードですね。虫眼鏡のアイコンをクリックすると、そのキーワードの検索ボリュームの傾向をGoogle Insights for Searchで表示できます。
*月間検索ボリューム
過去1か月間にGoogle検索の関連サイトでのおおよその検索数を示します。
*競合性
そのキーワードに他の広告主がアドワーズ広告でどれくらい入札しているか。色付きの部分が多いほど競合が多いことを示します。
*推奨CPC
そのキーワードで広告を上位3位に表示させるために必要な入札単価の予測。
*広告シェア/検索シェア
過去1~2か月でそのキーワードで広告が表示された回数の割合。
広告シェアは、すべてのページが計算の対象を表します。
検索シェアは、1ページ目に広告が表示された回数の割合を表します。
*抽出元ウェブページ
ウェブサイトのどのページからキーワードが選ばれたか。つまり、そのページを広告のリンク先にするのが良いということですね。
※広告シェア/検索シェアと、抽出元ウェブページは、アドワーズ広告アカウントにログインしていないとデータが表示されません。
ちなみに、最適化ツールでは今のところ、関連キーフレーズとして指定したキーワードが“含まれる”キーフレーズしか出してくれません。
グーグルのキーワードツールでは「関連するキーワード」を提案してくれますので、意味的な関連からキーワードを調べたい場合はキーワードツールを使うのがいいでしょう。
・キーワードツール
→ https://adwords.google.co.jp/select/KeywordToolExternal
また、画像検索やニュース検索での検索状況や、時系列での過去の検索ボリュームの調査にはGoogle Inisights for Searchを使う必要があります。
・Google Inisights for Search
→ http://www.google.co.jp/insights/search/#geo=JP
キーワード調査はSEMの要。
ツールをうまく使い分けていきましょう。
※この記事は、Web担当者Forum(Web担)に掲載した編集部コラムを転載しています。
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2008.09.26
2010.04.20
安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長
企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。