ビジネスは、多くの問題や課題を抱えています。 それを解決しながら、ビジネスの成長を図っていくことが、 我々ビジネスパーソンの使命ですよね。 しかし、「問題を解決する」とヒトコトで言っても、 それはとても難しいことだと思うのです。 そこで、問題解決の構造を次の3ステップで考えてみました。
3つのステップとは、
(1)問題点の特定
(2)その原因探索
(3)解決策の立案
この3つには、それぞれちょっとしたコツがあります。
そのコツをちょっとだけ、、、ご紹介していきましょう。
(1)問題点の特定
■ そもそも問題点の特定が難しい!
そもそも「問題点」とは何か?
そのあたりを曖昧に捉えていることがとても多いように思うんですよね。
ヒトによっては、現在抱えている弱みを指すこともあるでしょうし、
業務上の非効率などを問題とすることもあるでしょう。
売上の低迷などを上げる方もいらっしゃるに違いありません。
しかし、、、
ここでは、「ビジネスの成果において注力すべき点」と定義したいところです。
重要なのは「成果」の部分に着目するところにあります。
モノゴトには、原因と結果の関係がありますよね。
ビジネスにおける「問題解決」とは、
「結果をより良い方向に変化させること」です!
とするなら、まず結果の部分に着目して、
どの「結果」を「より良い報告に変化させたいのか?」
というコトを明らかにすることがポイントです。
その「結果」とは、「ビジネスの成果」の部分に他なりません。
つまり、
「打ち手等(原因)」→「売上や利益等(結果)」
という関係にあるはずなんです。
結果は、売り上げでも、利益でも、シェアでも構いませんが、
問題を特定する際には、
「どの領域の売上を高めたいのか?」といった具合に、
成果部分に着目して、注力する領域を見極めることが、
「問題点の特定」に他ならないのです。
問題を発見する際には、原因から考えるのではなく、
まず結果を分析して、どこに問題が潜んでいるかを考えたいものです。
しかし、これはあくまで問題点を発見するプロセスのことを言っており、
解決を図らなければならないのは、その原因です。
そこで、次はその「原因探索」について、お話します。
(2)その原因探索
そもそもの目的は、「問題を解決すること」ですから、
次に必要なことは、解決のために「メス」を入れる患部を特定することですね。
■ 原因と結果の関係
問題が生じている「結果部分」には、必ず原因があるはずです。
メスを入れるべき患部は、この「原因部分」ですよね?
<結果にメスを入れている事例>
現象「社員の退職が続いている」
↓
対策「なんとか、辞めないように説得する」
まさに、結果にメスを入れている「対症療法的な打ち手」ですよね。
次から次へと「辞めたい」という社員は続き、
次から次へと「説得」に走りつづけなければならい。
次のページ(3)解決策の立案
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2009.10.27
2008.09.26