今回は、コンビニ業界の採用事情についてお伝えします。 コンビニ業界は不景気の人余り時代においても慢性的な人材不足の状況にあります。今回は、このような環境下で店舗を運営させるための人材戦略についてわかりやすく解説いたします。
■ 夕方の勤務シフトは女性優先
コンビニの時間帯別客層を考えると、夕方から夜にかけては仕事帰りの人が多数来店します。彼らを固定客にするためにも、夕方の時間帯にシフト入りするアルバイトは女性が望まれます。
このようなことをコンビニ経営者は考えてアルバイトを採用しています。
人材活用の点で目指すべき店舗経営の姿としては、
1. 売り上げ・利益のシミュレーションをし、適正なアルバイトシフトの確定。
2. 作業のモレ・効率性を追求した実施作業のタイムスケジュール化。
3. アルバイトのスキル向上による適正な店舗オペレーションの実施。
4. アルバイトの主体性を重視した店舗オペレーションの実施。
5. アルバイトリーダーを中心とした店内組織体制・時給評価制度の構築。
となります。
優秀な人材が店舗に定着し長期間勤務してくれると、目に見えない人件費が削減される効果もあります。目に見えない人件費とは、人材募集費用と人材教育費用の2つです。
人材募集では、店頭でのポスター掲示、店内での募集チラシ配布といった無料の手法から、アルバイト広告掲載といった有料の手法までいくつかあります。アルバイトの広告掲載だと、1回あたりのコストは約10万円といったところでしょうか(大きさ、掲載場所、色によって変わります)。
人材教育費用とは、新規に採用してから、一人前に作業をするまでにかかる人件費のことです。教育期間とはいえ、時給を支払う義務がありますので、通常シフトの人件費に上乗せされます。この上乗せ部分が人件費増加になります。
ちなみに、アルバイトの広告掲載の反応が最もよいのは初日。採用する時に、同時に面接を行うのが一般的です。面接する方も時間がかかるので、あまり採用をゆっくり検討する時間は取れません。目指すべきシフト枠の応募がくると、ほぼ無条件で採用する店もあります。
そういう採用をしてしまうから、コンビニは接客が弱いと思われてしまうのです。あせらずじっくり人を見る目がもう少しコンビニ経営者には必要でしょう。
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