1970年代後半、空前の「超常現象ブーム」が起きました。 「UFO(空飛ぶ円盤)」「超能力」「心霊現象」 といった人知を超えた謎・不思議への関心が高まったのです。
ユリゲラーが、日本中の家庭の止まった時計を動かしたこと、
覚えてますか?
ピンクレディーが「UFO」を歌ったのも、
そんなブームのさなかの1977年でした。
現在40代以降の方は、懐かしく思い出されることでしょう。
私もご他聞に漏れずハマりました。
特に「UFO」が大好きで(というのもなんか変ですが)、
小6の頃、1万円弱もする「UFO探知機」を買ったほど!
(当時、どうやって1万円を工面したのか思い出せません)
さて、ゲームセンターに「UFOキャッチャー」が登場したのは
1985年でしたが、その頃から肝心のUFO自体に対する関心は
下火となり、90年代以降はほぼ忘れられた存在となっています。
UFOにとって、
90年代は「失われた時代」と言えるんじゃないでしょうか(笑)
70-80年代の有名なディスコナンバーに、
日本語の替え歌を乗せて歌う「ダンス☆マン」は、
2000年に発表した「ミラボーリズム3」で、
「甘えてる円盤」
(原曲:A Night to Remember by Shalamar)
の中で、次のようにUFOを偲んで歌っています。
(一部のみ引用)
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子どもの頃はよく出てきたね
テレビでもよく特集やってたよ
(中略)
最近あんまり聞かないよ UFO
そんなんじゃ 信じるのやめちゃうぞ~
全然 出ない この頃少し甘えてる円盤
(中略)
今はもっと情報が多いのに
なぜかあんまり聞かないんだよなぁ UFO
ほんとに 信じるのやめるぞ~
全然 出ない この頃少し甘えてる円盤
(以下略)
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しかし、UFOにとって受難の時代がようやく
終わりつつあるようです。
救世主はなんだかわかりますか?
それは、ひとことで言えば、
「デジタル革命・インターネット革命」
ですね。
安価なデジカメ・ビデオの普及に加えて、
2005年の「Youtube」の登場が決定的でした。
今、「Youtube」で検索すると、
世界各国で撮影されたUFOの目撃最新動画が
数え切れないほどヒットします。
すでに過去のものだったずのUFOですが、
インターネットのおかげで、
ひそかに復活を遂げていたわけです・・・
(オオゲサ?)
もちろん、昔のような大ブームになることは
まずないでしょう。
70年代のUFOブームはマスメディア、
特に大衆に大きな影響力を持っていたテレビが
主導したもの。
要するに、当時の人気番組「木曜スペシャル」です。
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2009.04.24
2015.07.17
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。