ゲームばかりして勉強をしない・・・そんな状況に「勉強しなさい!」とつい言ってしまいます。しかし、勉強の邪魔をしているのは本当にゲームではなく、さまざまな感情なのです。
特に、情報コミュニケーションではなく感情コミュニケーションです。
「あれやった?」「これやった?」
という確認ばかりされても子どもはとても窮屈で監視されていると思ってしまいますよね。
「感情を伝える」
情報よりも、そうした感情を伝えることがとても重要です。
・ いつもがんばってるね。
・ 勉強する姿を見ると、とても嬉しいなぁ。
・ 調子わるかったね。体どこか悪くないか心配だなぁ。
Iメッセージで感情を伝えるだけで、質問する必要もありません。
質問や追及は、言えば言うほど逆効果を生んでしまいます。
質問に答えてくれて気分や感情が楽だと思うのは、聞いている本人(親)だけです。
感情を楽にさせようと聞いているのに答えないわけですから、イライラするのです。
でもそれは聞いている側の勝手なことです。
本人も苦しんでいることでしょう。
それがわかれば、追求する必要もないはずです。
感情の理解と調整の必要性
まずは感情を理解し、そして調整していくことで、子どもは感情が安定していくことでしょう。
まず1つは、母性的な感情の安定です。
つまり、人間的(自分が見捨てられない、嫌われないなど)の不安がなくなります。
次に、囚われの感情が取り除かれます。
つまり、目先の不安が軽減されます。
感情の共有によって、そうした感情の不安定さを取り除き、気持ちをリセットすることができるようになります。
親が勉強するわけではありません。
親が追求・監視しても学力は上がりません。
親ができることは、感情を共有すること。
気持ちのサポートだけなのです。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2009.08.01
2009.08.10