「不況⇒広告予算削減⇒コラボ企画で1社負担を軽減」 やや安直に見えるこの発想、少しだけひねれば、実に効果的なプロモーションが実現します。 その前段を紹介。
猫も杓子も「不況、不況」のご時世になり、いわゆる「ムダな宣伝」
にはお金をかけられん!的な風潮も一般的になってきました。
予算を縮小して、でも、売上は回復するぞ、っつーのも分かりやすい
と言えば確かに分かりやすい。
広告はやりっ放しだから、SPに予算回せ!で、広告宣伝費から販促費
へ予算がシフトと言うのも分かりやすいと言えば分かりやすい。
で、そんな時代だからこそ、出てきたのが、1社負担を軽減する策=
異業種の企業がコラボしてプロモーションを実施しませんか、と。
コカコーラと日産自動車のクリスマスキャンペーンが一例です。
異業種のクライアントを束ねて、コラボした的なテーマを掲げて共同
でプロモーションってのは、別に珍しい話じゃありません。従来型の
メディアでは数多く実施されてきました。
ただ、過去の事例でイメージすると、そのムリヤリ感が寒気モノ。。
「スプリングキャンペーン~春と言えば・・・」の「・・・」以降を
ムリヤリ当てはめてるヤツです。
その括りってどうなん?
ってなことが多々あった気がします。
気のせいであって欲しいが、こういうのは割りと記憶力がいい^^
テーマを各社に合わせて広げた結果、各社のプロモーションの中身
はと言うと、かなり目的に向かって強引(ユーザとは遠い~)な展開
や、いわゆる意味のないただのにぎやかしイベントに。。
費用対効果が必ず付いて回る昨今の広告市場においては、いい提案が
なくって、次年度のことを考えると予算を余らせるわけにもいかず、
えいやっ!ってやっちゃったケースぐらいでしょう。
コミュニケーションのきっかけとして「にぎやかし」はあるかも
知れませんが、今や、限られた予算は、常に最善の使い道へ、です。
★ユーザ・消費者
★企業(クライアント)
★メディア・媒体
プロモーションには、このプレーヤーが必ず存在するわけですが(広告
屋さんはプレーヤーではなく裏方です)、上から順に、進化の度合いが
早い。激しく進んでます。
半強制的に、目の周りの全て(24時間・360度)をメディアに囲まれた
ユーザ・消費者は、誰に言われるのでもなく、既に自分のライフ
シーンに応じたメディアの使い分けをこなしてます。
ヤフー以外のメディアに接触したことがない、って人は、いまどき、
皆無なわけです。(結構、いたんですよね、少し前まで^^)
自ら道を選んでいるユーザですから、ユーザが望んでないプロモー
ションは、ホントにNGです、いまどきは。
ポイントインセンティブを付けて、大量誘導をした結果、実際には
どうなってるのか、そろそろ、いや、実はとっくに、クライアント
さんは気が付き始めてます。。
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