近ごろ、大和言葉(やまとことば)や日本語を上手にとりいれたネーミングが目につきます。
さかのぼれば、一時は漢字を多用したネーミングのブームもありましたし、方言の流行、話し言葉のように長いネーミングも一世を風靡しました。
現在、よく指摘されているのが、商品の機能や役割がそのまま伝わる「まんまネーミング」。小林製薬が切り開いた?カテゴリーで、〔チン!してふくだけ〕〔髪の毛集めてポイ〕〔熱さまシート〕などが代表作です。
他社も、〔甘栗むいちゃいました〕〔じっくりコトコト煮込んだスープ〕〔もらえてがっちり入院保険〕などで対抗。
…英語に飽きてフランス語、イタリア語へ旅をし、日本語に戻り、やっぱりカタカナに回帰したものの、エスニックを経てふたたび日本語、大和言葉に戻ってくるという、現在の流れ。
その傾向を読みながら感じるのは、同じ日本語でも新鮮でこなれた使い方へとスパイラル・アップしている点であり、これも自社のネーミング開発における一つの方向性として活用していただきたいのです。
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