コンビニの棚は各社の戦いの最前線である。茶系飲料の市場縮小が続く中、今日も生き残りをかけたギリギリの戦いが続いているのだ。
製品にとっては消費者の審判を受ける場所である店頭。特にコンビニエンスストアはPOS管理され、売れ行き次第では棚のフェイスは減らされ、最終的には置いてもらえなくなるという厳しい世界だ。マーケティング上、ターゲットやポジショニング、そこから熟考した製品などの戦略幾ら考えても、最終的には手に取って買ってもらえなければ意味がない。
マーケティングの要諦は「整合性」だ。ターゲット・ポジショニング・4P(製品・価格・チャネル・プロモーション)。この製品は誰に、どのような特性をアピールし、それはどんなプロモーションを展開して、そのチャネルでどのようにターゲットが手に取って、幾らで買ってもらうのか。その全てがうまく整合していることが求められる。まして、チャレンジャーがリーダーに挑むのであれば、隙がなく、リーダーの裏をかくことも必要だろう。
強大なリーダーに挑む「潤る茶」にエールを送りつつ、その戦い方を今後もウォッチしてみたい。
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2015.07.10
2015.07.24
有限会社金森マーケティング事務所 取締役
コンサルタントと講師業の二足のわらじを履く立場を活かし、「現場で起きていること」を見抜き、それをわかりやすい「フレームワーク」で読み解いていきます。このサイトでは、顧客者視点のマーケティングを軸足に、世の中の様々な事象を切り取りるコラムを執筆していきます。