先日の記事(09/01/26)、 「できそこないの男たちが美しくなろうとするのはなぜか」 で書きましたが、 人間の場合、メスがオスを選ぶ他の多くの動物たちと違い、 男性が女性を選ぶ立場でした。(いまでも大勢はそうですが!)
が見られました。
裸に近い状態ですから、どうしても
自分の体型
がどう見えるかに関心が向かってしまったわけですね。
さて試着後の数学の試験の結果ですが、
男性の場合、厚着だろうが薄着だろうが、
試験の点数に差はありませんでした。
ところが、女性の場合、
薄着になればなるほど点数が低下したのです。
外見を気にする意識が、
他のことに集中する気持ちを低下させてしまう
自己対象化の傾向は、女性において顕著なことが
検証されたわけです。
よく、難しい資格試験等の勉強のため一時的に
‘女を捨てて’(=外見にかまわない)
がんばったという女性がいますが、
女性の場合、まさにそうしないと他の活動への集中が
難しいということなんでしょうね。
そういえば、男性の場合、
‘男を捨てて’
何かをがんばるということはありませんね。
さて、女性の地位向上により、男性が
「選ばれる性」、すなわち「見られる性」
へとなりつつある現在、
外見ばかりに気をとられて他のことに身が入らない
男性も増えつつあるんでしょうかね?
(参考情報・文献)
*NHKスペシャル
シリーズ 女と男 最新科学が読み解く性
http://www.nhk.or.jp/woman-man/
*『ヒルガードの心理学(第14版)』
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2009.10.27
2008.09.26
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。