ムーンライトながら終焉の記事と、地方切捨て雑感

2008.12.28

営業・マーケティング

ムーンライトながら終焉の記事と、地方切捨て雑感

寺西 隆行
(株)Z会

ムーンライトながら。その前は大垣夜行と呼ばれた列車。 来年3月14日に姿を消すようですね。

しかし、ただ単に「今住んでいるところ」から変わるのが嫌で、都会の便利だけを見て、羨み、そして政府に「なんとかしろ!」とだけ叫ぶ行為は、単なるワガママだと思うんです。

本サイトビジョナリーの金森努氏が紹介していた事例にこんなものがあります。

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高知県の山間に馬路(うまじ)村というところがある。空港からローカル線と山間の道を辿った先にある。東京からは優に5時間を超える。時間的には海外、例えば上海よりも遠いのだ。
そこは日本有数の杉の産地である。つまり、本当に山の中。
その村が有名なのは、今は杉の産出ではない。「柚子」である。柚子の加工品。農協が行っている通信販売での売上が年間33億を超えるという。人口僅か1,000人強の村がである。
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全記事はこちら↓
http://www.insightnow.jp/article/690

地方の良さを活かせば、地方に住みつつ利益を上げ、その利益で都会と同じ商品をネット通販などで手に入れることだって可能なわけです。

地方に住みたい、という気持ちを持つのであれば、

だからこそ得られるもの、
だからこそ捨てなければいけないもの、
だからこそしなければいけないこと、
だからこそしなくてもいいもの。。。

そういう様々な視点から、複眼的に物事を捉えて欲しいと思います。

決して「地方は差別されている!」と叫ぶだけではなくて。

余談ですが、僕個人は、マイペースで過せる田舎が好きです。
一方で、ちょっとミーハーなところもありますので、月に1回くらいは都会の空気を吸いたい。
そんな中、空気と水が良く、東京まで新幹線で1時間という、勤務先(Z会)がある三島駅(静岡県三島市)近辺の環境は、快適に思っています。

モノが都会よりないことは全く気にしないのですが、生まれ育った地方(石川県小松市)、少なくとも僕の実家の近辺には、未だに「(外部から転入してきた人を)よそもの扱い」する雰囲気があります。
田舎には、周りの人に対する「お世話様」という情が溢れている一方で、排他的な雰囲気をかもし出すところもあるような気がしています。
何事も、一長一短ですね。

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寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会

文部科学省広報戦略アドバイザー 経済産業省「未来の教室」教育・広報アドバイザー 三島市GIGAスクール推進アドバイザー 等

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