健康と美容への意識が高い女性をターゲットに「コカコーラプラス」がリリースされました。この商品をどう解釈すればいいのか興味を引かれたので、つらつらと考えてみます。
確かに競争戦略の知見からは間違ってない。ただの砂糖水で売れるうちは売って売って売りまくって、そうではなくなってきたら、どうするか?の世界ですからね。
これも、戦略コンセプトをどう経営に活かすのか?「競争戦略」という記事で書かせてもらいました。こちらhttp://www.insightnow.jp/article/2141ですね。
ここまで牛歩ですと、ひょっとしたら、2020年に機能性飲料ということで、アミノ酸を入れるかもしれません。
美容と健康意識が高い人が、コカコーラのマーケティングパワーによって、コカコーラプラスを飲むのかを検証してみたいです。
もしくは、全く違うのかもしれません。
シロガネーゼブームの時に、実際に白金にお洒落していったのは埼玉の奥様だったそうです。
コカコーラは相変わらずマスマーケットに対して、ビタミンCという言い訳を提供しているのかもしれません。
決して本当に美容と健康意識が高い人は狙っていないかもしれません。
そういえば、お茶にビタミンCが入っていますが、あれは保存料として入っているんですね。腐らない、長持ちさせるために入れています。
「コカコーラプラスはビタミンCが入ってるから長持ちだね」という会話が展開されるかもしれません!
ちょっと冗談が過ぎていますね。ごめんなさい。
こんな意見が出たからと言って、1日14億杯企業はびくともしません!マックが食育をCSR活動としてやりながら、外食企業としてはじめて店舗売上高5000億円を突破しているように。
儲けることはいいことです。当然、企業のプロフィタビリティは重要です。当たり前です。
が、超巨大企業が本業を通じて何かをしたときのインパクトはすさまじいものがあると思います。
本当に体にいいということは何なのか?ということがよくわからない部分もあることはわかっています。
ただ、それでもなお、本当に体にいい商品を作る方向に向かっているとしても、ここまで牛歩しなくてもいいのではないか?と思うのです。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2008.12.20
2008.12.22
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。