今日は、フィードについての話題を。 オンラインのフィードリーダーというと、日本ではlivedoor READERが人気。では、どれぐらい人気なのかを、アクセス解析のデータを深掘りして調べてみました。すると……。
フィードとはRSSやAtomなどを指します。いわゆる「RSSフィード」ですね。Web担では全文をフィードに出していることもあり、フィードの利用状況を把握しなきゃいけないと思いつつも、忙しさのためになかなか手を付けられずにいたのですが、思うところがあり、少し調べてみました。
Web担のアクセス解析では、参照元となったアクセス数の多いドメイン名がダッシュボード画面に表示されていますたとえば次のような感じです。
これを見て、「なるほど、livedoor READERからのアクセスが多いのだな」と思っていたのですが、実際のアクセス解析のデータを詳細に見てみると、実は、フィードリーダーからのサイトへのアクセス数は、次のような状態でした。
最も多かったのはiGoogle、次いでGoogleリーダーで、最も多いと思っていたlivedoor READERは3位でした。単純なドメイン名のリファラーの一覧では、www.google.com/igや www.google.co.jp/readerといったURLのサービスごとの数値を把握できていなかったんですね。
ちなみに、これらのフィードリーダー経由のアクセスを合計すると、全体のアクセス数の10%程度になっていました。
ついでに、購読者数が調べられるフィードリーダーに絞って、1購読者あたりのサイトへのアクセス回数も調べてみたところ、最も多かったのは、 livedoor READERでした。各サービスの1購読者あたりの誘導力は、最多のlivedoor READERを1とすると次のような感じでした。
アクセス回数は2008年の情報、購読者数は調査時点の情報なので、一緒にして計算するには適していないのですが、使いやすさで最強だと感じているlivedoor READERが最も誘導力が強かったのは納得。
ちなみに、この情報を調べるためにはSiteCatalystのデータを使いました。Google Analyticsでは参照元の情報がドメイン名に丸められていて、あとから細かく調べることはできないようです。こういったときは、やはり高機能アクセス解析ツールを使っていて良かったと思う瞬間ですね。
さて、全文フィードを出しているメディアならではの、フィードの活用方法を考えなきゃ。。。良いアイデアがあれば教えてください!
※この記事は、Web担当者Forum(Web担)に掲載した編集部コラムを転載しています。
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2008.09.26
2010.04.20
安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長
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