サラリーパーソン、特に大企業勤めや公務員は「守られた働き人」です。守られるがゆえに“鈍化病”を発症します。その三大症例を寓話を交えて紹介しましょう。
サラリーマン鈍化病の3つめは
「リスクテイクして何かをつかみ取る」ことをしなくなることです。
その暗い未知のゾーンで、もがけば何かつかめるかもしれないことはわかっていても、
混乱や葛藤や迷路を背負い込みたくない。
傷つくことの怖さ、見えないことの不安、もがくことの煩わしさ、
やっても所詮ムダという冷めた達観、などがあるのでしょうか。
そのくせ、酒の場では、「ここは俺のいる場所じゃない!」と大見栄を切ったりもする。
しかし、翌日には、
また、街灯の下で鍵を探す(探すふりをして忙しく振舞う)・・・。
何事も見えている範囲で、リスクを負わず、
組織が求める想定内の結果を出すことで、
身を忙しくし、仕事をやっている気になる。
しかし、永遠に真に自分が求めているものを見出すことはない。
・・・それでも、給料は毎月きちんと振り込まれ、生活は回っていく。
だから、余計にサラリーマンはリスクを取らなくなる・・・。(沈黙)
* * * * *
ちょっとサラリーマン業を揶揄しすぎかもしれませんが、
私は、サラリーマンの味方です!
だからこそ、どういう「働き観」を持って仕事に臨んでいけばいいのか
それを一緒に考えましょうというのが私の生業ですから。
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2008.12.15
2010.03.20
キャリア・ポートレート コンサルティング 代表
人財教育コンサルタント・概念工作家。 『プロフェッショナルシップ研修』(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)はじめ「コンセプチュアル思考研修」、管理職研修、キャリア開発研修などのジャンルで企業内研修を行なう。「働くこと・仕事」の本質をつかむ哲学的なアプローチを志向している。