現在公開中の映画 『NEXT-ネクスト』 は、ご覧になりましたか? 同映画でニコラス・ケイジが演じている主役、 クリス・ジョンソンは、2分先までの自分の未来がわかる 超能力を生まれながらに持っています。
ただし、ボールが投げられた後、
球種とコースを確実に見極めてから
バットを振ったのでは遅い。
なぜなら、時間が短すぎて、
脳の反応の限界を超えているためです。
そこで優れたバッターは、
高度な動体視力を駆使して球を追いつつ、
過去の経験などに基づいて、ごく短い時間で
球種・コースを予見(予測)し、早めにバットを
繰り出しているようなのです。
第三者的には、ボールの動きに対する反応力が
高いからどんな球でも打てるように見えます。
しかし、実は、0コンマ何秒の中で素早く予見した
球種・コースに応じてバットを出していたのです。
幸い、私たちビジネスパーソンでは
そこまでの極限の予見能力は求められません。
せいぜい3秒先までの予見力を磨けばいいと
思います。
では、どうやって3秒先までの予見力を磨くか
ということですが、それは
「予兆」
を注意深く探る癖をつけるということに
なるでしょう。
新幹線のカリスマ販売員を例に挙げると、
顔を上げて視線を動かしている、上着のポケットに
入れた小銭をカチャカチャさせている、といった行為は、
何か注文したいという行動の予兆です。
ですから、こうした予兆を確実にキャッチし、
ワゴンを押すスピードを落として、その客に対して、
「注文待ってますよ」という態度を見せることができる人が、
平均の何倍も売れるカリスマ販売員となるわけですね。
あなたも、「予兆」を探る癖をつけて、
3秒先の予見力を磨きましょう!
ついでながら、
5年後、10年後の自分や周囲がどうなるか
という長期の予見力も同じくらい重要ですが。
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2009.10.27
2008.09.26
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。