自律的人財の育成は重要問題である。しかし、「自律的」だけでは不十分である。個も組織も、その先の「自導的」にまで高めていかなければ・・・
なぜなら、十分、自律的な人であっても、
・中長期のキャリアという海原の中で漂流してしまうことがある
・働くことに真の活気がない。身体の奥底から湧き出でる輝きがない
・“うつ”になることだってある
からです。
ですからこのビジネス社会、事業組織にあって、育成すべきは、
自らを立たせ、自らを律することのできる人財であり、かつ、
自らを導くことのできる人財であると確信しています。
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さて補足的に、私なりに整理した図を掲示しておきます。
次回は「自立→自律→自導」、「セルフ・リーダーシップ」について
さらに考察を深めたいと思います。
【過去の参考記事】
・「自立と自律の違いについて」
・「自律と他律 そして“合律的”働き方」
【参考文献】
『リーダーシップの旅』(野田智義・金井壽宏著:光文社新書)
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【6景】セルフ・リーダーシップ
2008.06.10
2008.05.12
2008.05.12
キャリア・ポートレート コンサルティング 代表
人財教育コンサルタント・概念工作家。 『プロフェッショナルシップ研修』(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)はじめ「コンセプチュアル思考研修」、管理職研修、キャリア開発研修などのジャンルで企業内研修を行なう。「働くこと・仕事」の本質をつかむ哲学的なアプローチを志向している。