ロッテリアの絶品チーズバーガーを試してみた率直な感想を紹介する。食事としてよりも経験として得るものが多かったように思う。
顧客に対する思いやりやマクドナルドとの差別化からなのか、環境への配慮のなさからなのか判断に迷った。分別なしにゴミを捨てられるのは、顧客にとっては便利である。90年代、80年代の気軽さがある。しかし、現代社会では環境問題が国際的な関心事になっている。ゴミの分別管理は日常生活において、また、マクドナルドなどにおいて自然に習慣化している。閉店後、店員がゴミ袋を開けてゴミを分別しているのだとしたら経営的に非効率である。
ここまで考えるとチーズバーガーの商品戦略にも課題が潜んでいるようにも思える。チーズや肉の味わいを引き立たせるために、また、コストを抑えるために、あるいは、差別化の意味もあってトマトやレタスなどを抜いているのだろうが、改めて考えてみるとそれは不健康なジャンクフードの究極の姿を追求しているようにも見える。
これはある意味でハンバーガー単品としての究極の姿を追求するニッチな戦略なのだろう。しかし、環境や健康という時代の流れから外れていいるようにも見える。ニッチプレーヤー、あるいは、追随者の戦略としてはありえるのだろう。しかし、商品として、また、企業として挑戦者の戦略にはならないのではないかと感じる。
今後の絶品チーズバーガーの売れ行きとロッテリアの事業展開に注目したい。
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絶品チーズバーガー
2008.05.09
2008.05.09